D500単体で使っても、グリップの高さがけっこうあるためカメラが構えやすく、下に付けるマルチパワーバッテリーパックは要らないかな、と思っていたのですが、縦位置撮影での安定感のなさはしかたありません。
D500専用のバッテリーパックMB-D17はメーカー希望小売価格で6万円弱。高いです。ニコンのバッテリーパック史上もっとも高いんじゃないでしょうか。高級コンパクトデジカメとかそこそこの単焦点レンズとか、エントリークラスのデジタル一眼レフなら買えてしまいます。ああおそろしい。
ヨドバシで注文したら、一緒に注文した他のものの関係で名古屋からやってきて、かつ予定より1日遅れとなってしまいました。で、届いてさっそく取り付けてD5兄さんと並べてみたのが上の写真。高さだけはD5とほぼ一緒になりましたが、マウントの位置とか軍艦部の造形とか違うところが多すぎて、兄弟には見えません。
当たり前ですが背面から見るとますます似てません。基本的なボタンの位置は一緒なので、併用してもそれほど混乱はないのですが。
背面にはメインコマンドダイヤル、AFーONボタン、マルチセレクターがあります。本体のものに比べるとやや動きが軽いような印象なのですが、位置関係も含めて違和感なく操作可能です。
こちらは前面。サブコマンドダイヤルの動きは、悪く言えば安っぽさを感じる軽さ。本体のものと比べるとやや出っ張りが足りないこともあり、動かしにくさもあります。シャッターボタンの横にあるのはFnボタン。カメラのカスタムメニューから割り当てる機能を設定することができます。この位置から考えて、本体のシャッターボタン横にあるISO感度変更か露出補正を割り当てたかったのですが、残念ながらどちらも設定できないみたいです。
グリップの造形は本体と一緒とまではいかず、やや太いので指が回り込みません。電池を収納するスペースの問題もあるのでしょうか。個人的にはあまり気にならないというか、気にしてもしょうがないかなと思う部分です。
右から、D500本体などで使用されるEN-EL15のホルダー。単3形電池用のホルダー、そして左が追加で買ったEN-EL18aとバッテリー室カバーBL-5。この組合せでD5と同じ電池を使用することができます。
D500を使っていると、意外と電池食いであると感じます。まだテスト程度にしか使ってませんが、もしかすると航空祭で一日持たないかもしれないと思わせられるほど、バッテリーゲージが早く減るのです。予備のEN-EL15に交換する手間を省く意味もあってMB-D17を導入したのですが、より容量の大きいEN-EL18aを使いたいというのと、せっかく2口ある充電器を有効に活用したいという魂胆も。しかし、電池が高い(涙)。
アマゾンで検索すると、ニコン製以外のあやしい電池がいくつか出てきて、このBL-5と電池がくっついているものもありました。が、それなりの容量のリチウムイオン電池でなにかあったら怖いので…。
こんな感じで、本体とバッテリーパックの2つの電池が認識されてます。別のメニュー項目で、2つ電池を入れている場合にどちらを先に使用するかの設定も可能です。