飛行場放浪記

飛行場が大好きなおっさんがなにか書いてます。たいてい何か食べたり吞んだりしてます。

山口宇部空港の2本目の滑走路のいま

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 以前「函館空港に2本目の滑走路があった」という茶番記事をアップしたのですが、そのときに「山口宇部空港のみたいに航空灯火が光ればいいのに」みたいなことを書きました。行ったこともないのに。

 山口宇部空港の2本目の滑走路は、誰かのブログかmixi(笑)で見たのと、航空会社のFacebookで山口宇部のグランドスタッフさんが空港を紹介していたときに写真を見て、その存在は知ってました。夜に光るニセ滑走路、一度は見てみたいと思っておりました。



 ご覧の通り、Googleマップでもその存在をしっかりと確認できます。ホンモノに合わせて、滑走路番号は07/25ですが、この方位だとかなりずれてます。実際は01/19か02/20あたりではないでしょうか。

 ようやく行く機会ができてたどり着いて目にできた滑走路がこちら。

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 滑走路のマーキングは函館空港のニセ滑走路よりも本物志向。ただ、こちらには誘導路やエプロンなどは作られてません。これだけ広い敷地があるんだから、もっとリアルに作ってもよかったのでは?と思います。

 滑走路のサイズはおよそ36×5m(Googleマップで測りました)。で、肝心の航空灯火ですが、どうも見当たりません。

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 滑走路に近づいてみても、なにかが埋まっているようには見えないし、まわりにもそんな感じの灯火はありません。その場でタブレットで調べてみると、航空灯火は滑走路横にある風力発電設備で得られた電力で光っていたというではありませんか。

 冒頭の引きの写真を見てもらえれば分かるように、風力発電設備なんてありません。

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 昔の写真を見て、風力発電機が建っていたと思われる場所に行ってみると不自然にたくさんマンホールが並んでいるのに気づきます。たいへんにあやしいです。近づいてみると、

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 フタに電気の文字が。これは発電機が載った柱を抜いたあとにしたフタにちがいありません。マンホールにしているということは、まだ配線は残っているということなのでしょうか。

 公園施設としては全国的に見ても珍しいものだと思うので、なんとか復活させてもらえないものかと思うのですが、やっぱり問題はお金でしょうか。

 ちなみに、この位置に柱がどかどか立ってると、明らかに制限表面にひっかかります。もちろん、ホンモノの滑走路のではなく、ニセモノの滑走路に設定されていれば、ですけど。