飛行場放浪記

飛行場が大好きなおっさんがなにか書いてます。たいてい何か食べたり吞んだりしてます。

床面がキレイになった米子空港の展望デッキ

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 2016年の航空自衛隊美保基地航空祭の開催に合わせて、隣接する米子空港ターミナルビルでも春フェスタなるイベントが開催されていました。このなかで、展望デッキに無料の観覧席を設けるという告知があったので、どんな様子なのか行ってみました。

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  写真は航空祭前日のようす。外来機待ちなのか、マニアの方の姿もちらほら。この直前まで床面美化改修工事が行われていたそうで、前を知らないのでどう変わったのかはわかりませんが、確かにキレイです。広さにかなり余裕があり、ターミナルビル内の居酒屋さんがビアガーデンをやったこともあったらしいです。

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 フェンスは高いのですが、写真のようにスリットが入っているので地上を移動している分には比較的写真を撮りやすい構造。150-600mmぐらいの望遠ズームレンズなら差し入れられそうな高さですし、大口径な望遠レンズでもこのぐらいすき間があれば問題なく撮影できます。身長によっては高さが合わないかもしれませんが、2ヶ所に分かれている展望デッキのうち、左奥のエリアの方がややスリットの位置が高いような気がしました(測ってないので気のせいかもしれません)。

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 こんな感じで、すこしかがまないとスリットの位置とカメラが合いません。

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 展望デッキ入り口にはちょっとしたイスなどが置かれたスペースがあり、暑い時期でも安心。米子空港に就航している民間機だけではなく、美保基地で運用している機体・海上保安庁美保航空基地に所属する機体を紹介する張り紙もありました。

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 こちらは、航空祭当日午前8時半ごろのようす。観覧席につかうためと思われるイスが出入り口付近に積んであり、おのおの自分でそこからイスを持ってきて陣取っているという状態。この時間なら最前列を確保することはできる感じですが、きっと時間が経つにつれて混んできたんでしょう。私は開門を確認し入場者が落ち着くまで、ここでオープニングフライトの機体の離陸を見届けるなどして、展望デッキを離れました。

 スリットの位置を考えると最前列では上空を飛ぶ機体が撮影しにくく、混んできたら身動きを取りにくいなど、航空祭のフライトを撮影するという点ではいろいろと諦めないといけないシーンが出てきそうなので。

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  APS-Cサイズで90mmなので、フルサイズで135mm相当の画角でプッシュバックされたANAA320を。この向こうに山陰の名峰大山が見えるらしいのですが、この日は煙霧でまったく見えず。残念です。

 滑走路のほぼ東端にターミナルビルがあるため、RWY25での離陸で機首が上がるのはずいぶん遠い位置。機体が小さいこともあり、800mm相当の画角でちょっと足りないかなという感じ。ランディングはほぼ目の前です。 逆にRWY07での離陸の場合も、そこそこの望遠レンズがあったほうがよさそう。着陸はもう諦めた方がいいぐらい遠くです。

 民間機の離着陸はさほど多くない(2016年6月時点で東京便6往復とソウル便2往復)のですが、 C-1など航空自衛隊の機体が頻繁に離着陸を繰り返しているそう。C-2を受け入れるための格納庫の工事も進められているので、機会があればまた撮りに行ってみたい空港の一つです。